吉田良活動日誌

R6.12.20 名取市民合唱祭実行委員会

名取市民合唱祭は、平成30年(2018年)の名取市市制施行60周年を期に、主に名取市内で活動する合唱団で実行委員会を設立し、一堂に会して演奏会を行ったのが始まりです。

第1回は平成30年(2018年)12月2日、名取市文化会館 大ホールにおいて、13団体の参加により開催されました。

このような音楽祭においてよくあるのが、他の団体の演奏を聴かず、自分たちの演奏が終わったらすぐに帰ってしまう団体が多いケースです。

プロの演奏団体は別ですが、アマチュアの団体の演奏をわざわざ聴きにきてくれるお客さんは、そんなに多くはありません。

アマチュア団体が主体の音楽祭の場合、演奏する側が聴く側にも回らなければ、ほとんどお客さんのいないさみしい音楽祭になってしまうのです。

そうならないために名取市民音楽祭は、他の団体の演奏も聴き合い、惜しみない拍手を贈ることを実行委員会として決定したのでした。

また、最後に全参加者と有志による合同合唱を行うことにしました。

「名取市民歌」「故郷讃歌~閖上わが街~」「ふるさと」の3曲を約270名で演奏しました。

実行委員会としては、その後も第2回、第3回と継続していきたい思いが芽生えていたところ、初回の実績が評価され、名取市文化振興財団の共催事業として認められたのでした。

第2回は令和元年(2019年)11月4日、名取市文化会館 中ホールにおいて、9団体の参加により開催されました。

合同合唱として「名取市民歌」「あすという日が」「花は咲く」を約160名で演奏しました。

毎年恒例の行事として定着しかけていたところですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、令和2年と3年(2020、2021年)は開催が見送られました。

令和4年(2022年)11月27日、感染防止策を徹底した上で、第3回が開催されました。

会場は名取市文化会館 中ホール、4団体がビデオによる発表を行い、ステージ発表は7団体が行いました。

感染拡大防止の観点から、合同演奏は見送られました。

新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に位置づけられた令和5年(2023年)、 名取市民合唱祭も従来の形による開催が決まりました。

10月29日、名取市文化会館 大ホールにおいて、10団体の参加により開催されました。

合同合唱として「名取市民歌」「われは海の子」「世界に一つだけの花」を約160名で演奏しました。

そして最新の第5回は令和6年(2024年)11月10日、名取市文化会館 大ホールにおいて、9団体の参加により開催されました。

合同合唱として「さとうきび畑」「365日の紙飛行機」「名取市民歌」を演奏しました。

さて、このたびの実行委員会の会議では、各団体からの感想や要望などが持ち寄られたところ、高齢化が進んでいるために客席と舞台の間の移動に難儀しているなどの指摘がありました。

末永く継続していくために実行委員会としても最大限の配慮をしていく方針です。

なお、第6回名取市民合唱祭は、令和7年(2025年)10月26日、名取市文化会館 大ホールでの開催が決定しました。

明るい歌声が響くまちとして、名取市の文化振興に貢献できればと思います。

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